作品詳細
達彦は、息子・恒彦の婚約相手・藍(麻里梨夏)の父親・比呂志の自宅を初めて訪問する。比呂志は妻の春子(神納花)なき後、男手ひとつで一人娘の藍を育て上げたらしく、今回の「出来ちゃった婚」を達彦は申し訳なく思っていた。達彦もまた、息子を妻の美奈子(今井ゆあ)なき後、一人で育て上げたからだった。そして最初は言葉少なめな三人の男達であったが、酒が進むうちに話が弾み、それぞれの家族の秘密が語られ始めるのだが…

達彦は、息子・恒彦の婚約相手・藍(麻里梨夏)の父親・比呂志の自宅を初めて訪問する。比呂志は妻の春子(神納花)なき後、男手ひとつで一人娘の藍を育て上げたらしく、今回の「出来ちゃった婚」を達彦は申し訳なく思っていた。達彦もまた、息子を妻の美奈子(今井ゆあ)なき後、一人で育て上げたからだった。そして最初は言葉少なめな三人の男達であったが、酒が進むうちに話が弾み、それぞれの家族の秘密が語られ始めるのだが…

妻に先立たれ孤独な人生を送る修平は、ある日勤務先の工場で倒れ、搬送先の病院で余命宣告をうけてしまう。修平は、死んだ父親から譲り受けた家に、弟の哲平と、その妻・千里(松すみれ)と同居していたが、遺産目当ての二人からは何かと邪魔者扱いされていた。そんな絶望の日々のなか、元同僚であった美紀(神納花)と偶然再会し、今はデリヘル嬢に身を落としながら怪しい男たちに金を貢ぐ美紀を支え始める事になるのだが…。

剣術道場へ恋人の健児と通い、殺陣を練習する裕子(さとう愛理)。道場主の千葉は、厳しくも温かい眼差しで弟子達を指導する。特に天涯孤独の身で頑張る裕子には目をかけていた。居酒屋のアルバイトで生計を立てる裕子にとって、店主の大山夫妻は親代わりな存在だで、今日も繁盛する店内で、汗を流していた。そこへ、スレンダー美女の弘美(円城ひとみ)が裕子を訪ねてきた。彼女は、19年前に生き別れた姉だと名乗った。信じられない裕子だが、家族しか知らない秘密を語る弘美を信用し、一緒に住むことになるのだが…。

主婦の夏美(成宮いろは)は広告代理店に勤める夫・雄大と○○生の一人息子・海里と幸福な家庭を築いていた。しかし夏美と雄大は、海里が生まれてからずっとセックスレス状態だった。それは「セックスは家庭以外でする」という夫婦の暗黙の了解であり、夏美はパート先の介護老人の田中や合コンで知り合った内村と、雄大は玉の輿に乗った人妻・ミキ(佳苗るか)とそれぞれ不倫を楽しんでいた。そんな中、夏美はかつての隣人・涼子(めぐり)と再会するのだが…。

御招(おしょう)霊(らい)の夜…。教師の萩原をかつての教え子であった美麗(南真菜果)が訪ねてくる。元より病気がちだった美麗の表情は、少し青白かったが、人妻となり浴衣で現れた彼女の姿は透き通るように美しかった。暫く呆然と見とれていた萩原に、同行してきた女中の夜音が声を掛け、この盆が終われば、彼女は世間体を気にする家に閉じ込められるか、或いは○力で女を蹂躙する夫の元へと戻されてしまう…。美麗の想いを察し、差し出がましく思いながらも、盆の間だけでも美麗を嫁にしてやって欲しいと萩原に懇願するのだが…。

深夜のオフィスで水槽の気泡に揺れる水藻。静香(和田光沙)は水槽に手を入れ、内側にへばりついているタニシを立て続けに呑み、やがて昏倒する。その後、発見された静香は救急搬送され命に別状はなかったものの、社内では彼女の噂で持ちきりだった。眼鏡にダサ服、そしてタニシを丸飲みした女と…。そんな静香はある晩、オナニーをしていると、尻から声が聞こえる。ギョッとしつつ、手鏡で自分の肛門を見ると、そこから顔を出す異形の生物がいたのだが…。

夕暮れ時、吉井が開店前の「スナックあけみ」へと入ってゆく。店内には開店準備をするスミレ(霧島さくら)の姿があった。三年前、スミレはカラダを売りながらその日暮らしの日々を送っていたが、ある晩、客が寝入った隙に金を抜き取ろうとした所を咎められ、顔面血だらけで道にうずくまっていた。そんな時、通り掛かった吉井に助けられ、店じまいをしていた妻・明美(黒木歩)のもとに連れて行かれた。その後スミレは吉井夫妻や常連客たちに見守られながら自分を取り戻してゆくのだが…。

美和(福咲れん)と茜(織田真子)の二人は幼馴染みで、高校卒業後、美和は歯科助手に、茜は歯科衛生士へとそれぞれの道を歩んでいた。美和と茜の性格は正反対で利発的で自己主張が強く、残酷な面を持つ茜に比べて、美和の方はおっとりとして優しく、清純な少女だった。美和は何かにつけ茜を頼り、茜はそれが満更でもなかった。茜は美和を従えたがり、美和は茜に従いたがった。時は流れ、そんな二人が三十路を過ぎたある日、茜が癌である事が発覚するのだが…。

長年フリーターのカズオは、トシエという看護師の恋人ができた事をきっかけに、不動産会社への就職も決まり、トシエを紹介するべく母を東京に呼ぼうとする。しかし、勤務先の社長とトシエの浮気現場を目撃してしまい、彼女と別れると同時に会社も辞めてしまった。荒んだ気持ちのまま、スナック《ひまわり》に入ったカズオは、ホステスのミカヨ(涼川絢音)に目を奪われる。屈託無い表情で笑顔を絶やさない彼女は、まるで天使の様だった。しかしミカヨには軽い知的障害があり、店のママ・アケミ(黒木歩)がさりげなくサポートしていたが…。

厳しい現実に悩む男達を相手に、時には家族の一員のように身の回りの世話をし、またある時はクライアントの性処理もいとわない、あらゆるサポートをする出張カウンセラー達がいる。それがNPO団体・きぼうの輪《しあわせ配達人》である。その中でもクライアントから天使のような存在と人気絶大なユリ子(朝倉ことみ)は、一年前まで平凡なOLをしていた。しかし妻子ある上司と不倫をしていて、上司の妻が第二子を妊娠したことをきっかけに友人の麻里(涼川絢音)に誘われこの仕事を始めるようになった。そんなユリ子が今日訪れたのは、妻に先立たれた後、娘にも家出され、塞ぎ込んでいる一人暮しの源五郎の家だったのだが…。